退職記念に、革の小物を贈る。名入れと色の選び方
長く働いた人が職場を去る日。花束や寄せ書きのほかに、「これからも手元に残るもの」を贈りたい、と考える方は多いと思います。
この記事では、退職記念として革の小物に名前を入れて贈るときに、何をどの順で考えていくとよいかを整理します。部署やチームで贈る場合も、個人として贈る場合も、考え方の軸は同じです。
退職記念の品に、革小物が選ばれる理由
退職の日に渡すものは、その日の気持ちを形にしたものであると同時に、その後の毎日で何度も目に入るものでもあります。
革は、使うほどに色艶が深まり、持つ人の手になじんでいく素材です。贈られた日よりも、数年後のほうが良い表情になっている。その時間の積み重ねは、長く勤めた人への贈り物と相性が良いと感じています。
また、キーケースや財布、小物入れは、退職後も生活の中で使い続けられる品目です。仕事のための道具ではなく、これからの暮らしの中に居場所のあるものを選ぶと、渡したあとも長く使っていただけます。
品目を選ぶときの考え方
退職する方の次の過ごし方を思い浮かべながら選ぶと、迷いが減ります。
キーケース — 家の鍵、車の鍵、毎日持ち歩くものだからこそ、手に触れる回数が多い品目です。性別や年代を問わず贈りやすく、まとまった人数で連名で贈る場合にも選ばれやすい品です。
財布(三つ折り・ミニ財布など) — 毎日使うので、色や質感の違いが日々の気分に届きます。贈る相手の普段の持ち物を知っていると、サイズ感を選びやすくなります。
コインケース・小物入れ — かさばらず、好みが分かれにくい品目です。気軽に使える一つとして贈りたいときに向きます。
名刺入れは仕事で使う道具という印象が強いため、退職後の贈り物としては、使う場面が少なくなる可能性も考えて選ぶことをおすすめします。ただし、再就職や新しい活動を予定されている方には、気持ちの切り替えの一品として喜ばれる場合もあります。
色の選び方——好みがわからないときは
手染めの革は、色そのものが贈り物の表情になります。
相手の好きな色を知っているなら、迷わずその色を。わからない場合は、その方のふだんの服や持ち物、職場での印象から、少し思い浮かべてみてください。落ち着いた色が似合う方もいれば、いつもは地味な色を選んでいる方が、実は鮮やかな色にときめく、ということもあります。
Rickieyでは染めをすべて自社の工房で行っているため、落ち着いた色に揃える染めも、一点ごとに表情を変える染めも、ご用途に応じて作り分けられます。「これからの毎日に、少し色を足したい」という気持ちを込めて、普段の自分では選ばない色を贈る、という選び方もあります。
色は、持つ人の気分を少しだけ引き上げてくれます。新しい時間の始まりに贈るなら、その方の力になる色を一緒に探せればと思っています。
名入れで、「あなたへ」の一点にする
Rickieyでは工房内のレーザー刻印で名入れに対応しています。退職記念で選ばれやすい内容は次のようなものです。
お名前・イニシャル/退職の年月/部署名やチーム名/短いひとこと(「ありがとうございました」など)
文字は多すぎると読みづらくなるため、短く、余白を残すことをおすすめしています。お名前と年月だけでも、数年後に見返したとき、その日の景色が思い出される贈り物になります。
連名で贈るとき、個人で贈るとき
部署やチームで贈る場合は、まず「誰が窓口になるか」を決めておくとスムーズです。人数、予算、渡す日が決まっていれば、品目や色のご提案もしやすくなります。
個人として贈る場合は、「何を贈るか」よりも先に、「その方にどんな時間を過ごしてほしいか」を考えてみてください。答えが決まると、品目や色は自然に絞られます。
渡す日から逆算して動き出す
一点ずつ手で染め、名入れを行う工房の品は、量産品と違って相応の制作期間がかかります。退職日が決まっている贈り物ほど、日程が見えた段階で早めにご相談いただくと、色や文字を落ち着いて決められます。
相談の際、次の点がおおよそ決まっていると話が早く進みます。
1. 渡したい日(退職日)
2. 贈る人数(個人か、連名か)
3. 品目の候補(決まっていなくても構いません)
4. 色のイメージ、刻みたい文字
細かく固まっていなくても大丈夫です。「退職される方に贈りたい」というところからご相談いただけます。
Rickieyについて
革工房Rickieyは、大阪市内の工房で手染めの革小物を制作しています。企画から染め上げまでを工房で手がけ、色の重ね方を一点ずつ変えることで、同じ型でもすべて違う表情の作品にしています。周年記念品やノベルティなど、法人からのご依頼もお受けしてきました。
長く働いた方への贈り物は、「ありがとう」の気持ちを、使うたびに思い出してもらえる形にすることだと考えています。その一点を選ぶ時間も、贈る側にとって大切な時間になればと思います。
名入れの贈り物については革小物への名入れ・刻印はギフトに喜ばれる?選び方のポイント、団体でのご注文については周年記念品に革小物を選ぶ理由もあわせてご覧ください。


