革工房Rickiey ハンドメイドのオリジナル革小物を販売しております。

卒業記念品に革小物をオーダーする。秋から始める、色と名入れの決め方

オーダー制作の手染め二つ折り名刺入れ。卒業記念品として、社会に出る卒業生へ贈る品目の一例

3月の卒業式に向けて、記念品の相談を始める学校・PTA・保護者会・部活動が増えるのは、実は秋のこの時期です。品目を決め、予算を確認し、人数分を手配する。逆算していくと、秋のうちに動き出しておくと選択肢が広がります。

この記事では、卒業記念品としてオーダーの革小物を検討するときに、何をどの順で決めていくとよいかを整理します。

卒業記念品を秋から考えると、選べる幅が変わる

既製品を人数分そろえるだけなら、直前でも手配はできます。ただ「その学校のための一点」「その年の卒業生のための一点」にしようとすると、色を決め、刻む文字を決め、試作を確認する時間が必要になります。

一点ずつ手で仕上げる工房品は、量産品と違い相応の制作期間がかかります。日程が動かせない行事に向けた記念品ほど、早めに相談を始めておくと、納期に追われず内容を詰められます。秋のうちに方向性だけでも決めておくと、年明けの慌ただしい時期に「色をどうするか」で迷わずに済みます。

なぜ革小物が卒業記念品に向いているのか

卒業は、これまでを区切って次へ進む日です。その日に渡すものが、渡した瞬間で役目を終えてしまうのは少しもったいない。

革は、使うほどに色艶が深まっていく素材です。手に取るたびに少しずつ表情が変わり、持つ人とともに育っていきます。卒業して数年経った頃、机の引き出しではなく毎日のかばんの中にある——そういう記念品になり得るのが、実用品としての革小物です。

特に、これから社会に出ていく卒業生にとっては、名刺入れやキーケースは実際に使う場面がすぐに訪れます。「もらって嬉しい」だけでなく「使われ続ける」ことまで考えると、日常的に手に取る品目が選ばれやすくなります。

全員そろえるか、一人ひとり変えるか

卒業記念品でいちばん最初に決めていただきたいのが、ここです。

Rickieyでは染めをすべて自社の工房で行っています。そのため、色を揃える染めも、一点ごとに色を変える染めも、ご用途に応じて作り分けられます。

全員同じ色でそろえる — 記念品としての統一感が出ます。学校名や卒業年度を刻めば、後から見返したときに「あの年の卒業生」という共有の記憶になります。

一人ひとり色を変える — 同じ品目・同じ形でも、色だけが違う。受け取った側の「自分のための一点」という感覚がまったく変わります。名前を刻めば、なおのことです。

光の当たり方で表情が変わる手染めの革は、並べたときに一枚ずつ違って見えます。その違いを個性として活かすか、あえて揃えて統一感を出すか。どちらもお選びいただけますので、渡す場面を想像しながら決めていただくのが良いと思います。

色と文字を選べるオーダーメイドの5連キーケース。人数分の記念品でも一人ずつ色を変えられる

品目の選び方

 

キーケース・キーリング — 家の鍵、自転車の鍵、これから持つことになる職場の鍵。持ち歩く機会が多く、人数の多い記念品にも向く品目です。

カードケース・名刺入れ・パスケース — 進学する方には定期入れとして、就職する方には名刺入れとして。卒業後の生活がすぐ始まる品目です。

コインケース・小物入れ — かさばらず、性別や好みを問わず使いやすい品目です。予算を抑えつつ手仕事の質感を届けたい場合に選ばれます。

 

人数・予算・渡す相手の進路によって適した品目は変わります。「卒業生全員に」なのか「卒業する部の代表に」なのかでも、考え方が変わってきます。

名入れで、その年だけの一点にする

Rickieyでは工房内のレーザー刻印で名入れに対応しています。刻む内容として選ばれやすいのは次のようなものです。

 

学校名・団体名卒業年度個人名やイニシャル部活動やゼミの名前

 

全員共通の文字だけを刻む方法もあれば、共通の文字に一人ひとりの名前を添える方法もあります。名前が入っているだけで、記念品は「配られたもの」から「自分のもの」に変わります。

相談するときに決めておくとよいこと

お問い合わせの際、次の4点がおおよそ決まっていると話が早く進みます。

 

1. 人数(おおよそで構いません)
2. 納品してほしい時期 — 式典の日程から逆算します
3. 一人あたりの予算感 — 品目の候補をご提案しやすくなります
4. 色と刻印の方針 — 全員そろえるか、一人ずつ変えるか

 

この段階で細かく固まっている必要はありません。「卒業記念品を考えていて、革小物も候補に入れたい」というところからご相談いただけます。

Rickieyについて

革工房Rickieyは、大阪市内の工房で手染めの革小物を制作しています。企画から染め上げまでを工房で手がけ、色の重ね方を一点ずつ変えることで、同じ型でもすべて違う表情の作品にしています。周年記念品やノベルティなど、法人からのご依頼もお受けしてきました。

色は、持つ人の気分を少しだけ引き上げてくれるものだと考えています。卒業という節目に渡すものだからこそ、その先の毎日で力になる一点を、ご一緒に考えられればと思います。

法人・団体からの記念品のご相談については、周年記念品に革小物を選ぶ理由もあわせてご覧ください。


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